2007年05月04日
オッセオインテグレーションの発見
こんにちは、栃木県小山市丹野歯科医院 丹野努です。
皆さんは、ブローネマルクというインプラントがあるのをご存知ですか?
その名前の由来になったブローネマルク博士こそ、チタンが骨と結合することを発見した人物なのです。
ブローネマルク博士はスウェーデンの整形外科医でした。
ブローネマルク博士は、大学で骨の治癒の原理を勉強し、骨折した骨がどうして再びくっつくのかの動物実験を数多くしていました。
その多くの動物実験の中で、骨の中の微小血流を計る実験がありました。
それは生きた状態のウサギの骨に、金属でできた小さな顕微鏡を埋め込むというものでした。その顕微鏡には、それまで様々な金属が使われていましたが、たまたまチタン製の顕微鏡を埋め込むことになりました。
いつも通り、実験が終わり高価なチタン製の顕微鏡をウサギの骨から取り出そうとしたところ、他の金属とは違い、骨とくっついて離れなかったのです。
博士は、この現象に興味を覚え骨とチタンの境目を顕微鏡で除いて見たところ、骨とチタンが完全に結合しているという現象を発見したのです。
博士はこの現象を「オッセオ(骨)インテグレーション(一体化)」と名付けました。このオッセオインテグレーションがあるからこそ、現在のインプラント治療が存在すると言っても過言ではありません。
皆さんは、ブローネマルクというインプラントがあるのをご存知ですか?
その名前の由来になったブローネマルク博士こそ、チタンが骨と結合することを発見した人物なのです。
ブローネマルク博士はスウェーデンの整形外科医でした。
ブローネマルク博士は、大学で骨の治癒の原理を勉強し、骨折した骨がどうして再びくっつくのかの動物実験を数多くしていました。
その多くの動物実験の中で、骨の中の微小血流を計る実験がありました。
それは生きた状態のウサギの骨に、金属でできた小さな顕微鏡を埋め込むというものでした。その顕微鏡には、それまで様々な金属が使われていましたが、たまたまチタン製の顕微鏡を埋め込むことになりました。
いつも通り、実験が終わり高価なチタン製の顕微鏡をウサギの骨から取り出そうとしたところ、他の金属とは違い、骨とくっついて離れなかったのです。
博士は、この現象に興味を覚え骨とチタンの境目を顕微鏡で除いて見たところ、骨とチタンが完全に結合しているという現象を発見したのです。
博士はこの現象を「オッセオ(骨)インテグレーション(一体化)」と名付けました。このオッセオインテグレーションがあるからこそ、現在のインプラント治療が存在すると言っても過言ではありません。
tannodentaln at 20:39│トラックバック(0)