2007年04月19日

インプラントの歴史

こんにちは、栃木県小山市丹野歯科医院 丹野努です。

今回はインプラントの起源についてお話します。

インプラントの歴史は、思いのほか古く、その起源は遠く紀元前にまで遡ります。


・インカ文明のミイラからサファイアの歯根が発見されたと報告されています。

・エジプト文明に歯のぬけたところへ象牙や放棄を埋める試みがあったと報告されています。

・西暦700年代のマヤ族の女性の下顎の骨には、歯根とすでに一体化した貝殻が埋め込まれたと報告されています。

これらのことをふまえると、歯が抜けた後の治療法の一つとして、何か他の物質を植えるという治療はかなり以前から試されていたことになります。

その後も、鉄、金、サファイア、コバルト・クロム合金、ステンレス、アルミニウムなど様々な素材が試されましたが結局淘汰される結果となりました。

現在の成功率の高いインプラント治療が確立された一番大きな功績は、
「チタンが骨と結合する。」ことの発見に他なりません。

詳細は次回に記述します。


tannodentaln at 23:13 
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