2007年04月

2007年04月20日

インプラントの材質

こんにちは、栃木県小山市丹野歯科医院 丹野努です。

今日はインプラントの材質であるチタンの特性を解説します。

チタンは、人工関節やペースメーカーなどに使われ、生体親和性の高い金属材料です。ギリシャ神話の地球上の最初の子供である「タイタン」にちなんてチタンとと名付けられました。英語発音では、タイタニウムというのはそのためです。

元素番号は22、元素記号はTi。

チタンはプラチナとほぼ同等の耐腐食性があり、常温常圧では酸にもアルカリにも反応しません。鋼鉄と同じ強さがあるのに重さは半分です。軽い金属であるアルミニウムと比べても重さは6割で強度は2倍です。軽くて丈夫で変化しづらく、アレルギーも起き辛い材料がチタンなのです。チタン製のメガネフレームが軽くて、汗に強いのはそのためです。

次回は、なぜチタンがインプラントに使用されるようになったのかをお話します。

tannodentaln at 23:21トラックバック(0) 

2007年04月19日

インプラントの歴史

こんにちは、栃木県小山市丹野歯科医院 丹野努です。

今回はインプラントの起源についてお話します。

インプラントの歴史は、思いのほか古く、その起源は遠く紀元前にまで遡ります。


・インカ文明のミイラからサファイアの歯根が発見されたと報告されています。

・エジプト文明に歯のぬけたところへ象牙や放棄を埋める試みがあったと報告されています。

・西暦700年代のマヤ族の女性の下顎の骨には、歯根とすでに一体化した貝殻が埋め込まれたと報告されています。

これらのことをふまえると、歯が抜けた後の治療法の一つとして、何か他の物質を植えるという治療はかなり以前から試されていたことになります。

その後も、鉄、金、サファイア、コバルト・クロム合金、ステンレス、アルミニウムなど様々な素材が試されましたが結局淘汰される結果となりました。

現在の成功率の高いインプラント治療が確立された一番大きな功績は、
「チタンが骨と結合する。」ことの発見に他なりません。

詳細は次回に記述します。


tannodentaln at 23:13 

2007年04月17日

インプラントブログ始めました!

こんにちは、栃木県小山市 丹野歯科医院 院長 丹野努です。

歯科医療としてかかせないものとなったインプラント治療。一般の皆様への情報提供のために、インプラントブログを立ち上げました。徐々にUPしていく予定ですので、よろしくお願いします。

tannodentaln at 23:39 
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